皆さんこんにちは。三和テニスアカデミーシンガポール所属の笠原正基です。
いよいよこれが最後のプロ選手インタビューとなりました!昨年非常に目覚しい活躍を見せてくれた関口周一プロの登場です!
関口プロの昨年のフューチャーズ3大会連続優勝の快挙は、ぼくも本当に嬉しく思いました。そのブレークスルーしたきっかけについて、まずは訊いてみました。
関口プロはある時、自分のできていると思っていた技術が実際より落ちていることに気づき、フィジカルを鍛え上げることでその技術が付いてきたそうです。それはフィジカルトレーナーをつけて、試合を続けながらトレーニングをして徐々に身に着いていったそうで、自分自身ではあまりブレークしたという感覚ではないようです。凄い努力の賜物ですね!
そして次にこのアンサーに関連もする質問なのですが、自分も含めなかなか練習の成果を試合で思うように出せないジュニアも多いと思います。本番に強くなるにはどうしたらいいですか?
この問いにはズバリ、反復あるのみ、だそうです。試合でできないというのは、まだ反復が足りていないということ。引き続き繰り返しやる必要があります。練習の時はとことん考えてやり、試合の時は考えないでやるのだそうです。試合に向けてのプランが大事とのアドバイスでした!
そしてもう一つ、関口プロのプレーで武器にしているものを訊いてみると・・フォアハンドとフィジカルの答が返ってきました。
関口プロは、武器は何か一つというのは好まなくて、フォアハンドを使うその動きが大切と思うので、当然フィジカルを鍛えることが必要になってきます。そうしてこの両方が今の武器になっているのだと思いました。またこういう勝ち方をしたいという考えが常にあるので、自分の戦術を使って相手を崩していくのも武器の一つだそうです。
今回のインタビューシリーズを通して、現在活躍しておられるプロの皆さんはフィジカルトレーニングにとても力を入れているのが分かりました。ジュニアのぼくたちも学ぶべきことだと思いました。
最後に関口プロに今シーズンの抱負を話していただきました。
まずは全てのグランドスラムに出場すること(現在のランキングだと予選から)。キャリアハイの更新、チャレンジャーではベスト4、決勝進出、そして全日本選手権では優勝を狙います。年末にはランキングを100位台に持って行きたい、との力強い言葉でした!
関口プロの印象は和やかで、話すとその優しさがこちらにも伝わってきます。けれどインタビューをさせてもらい、本当に自分に厳しく反復練習を繰り返すその姿が、自分の脳裏に焼きつきました。自分も大いに学ばなければいけないと思っています。
今年が関口プロにとって更なる飛躍の年になるよう願っています。
今回、プロ選手、コーチにインタビューの場を作って下さった、金子プロに深くお礼申し上げます。皆さんもこのインタビューからいろいろと学んだと思いますが、それを是非自分のテニスに活かしてください!
以上、最後の第9回目のプロ選手インタビューでした!