こんにちは。三和シンガポール所属の笠原正基です。
今日のインタービューは、日本のプロテニス界を牽引し続け20年、今尚現役で活躍されている鈴木貴男プロです!
自分は、鈴木選手が長い選手生活を続けるそのモチベーションの高さには心から尊敬の念を抱いており、それを保つ秘訣についてまず訊いてみました。
何よりテニスが好きであること。そして自分が求めているものに対してまだできる、少しでも上手くなりたいという気持ちがしっかりとあるということが、ここまで自分を続けさせてきた。闘争心がある限り、モチベーションは落ちないそうです。
自分もそのぶれない気持ちの強さを学びたいと思いました。
そして次に、2006−7年の目覚しい活躍の中でも自分が特に印象に残っているのが2006年ジャパンオープン準々決勝のフェデラー戦、当時世界ランク1位に対して6−4、5−7、6−7の素晴らしい戦いでした。その試合中はいったいどんな気持ちだったのでしょうか?
この当時は全豪でもフェデラーと戦い、お互い相手を知り尽くしていたそうです。1セット目は1ブレークで取ることができましたが、2セット、3セット共にブレークができませんでした。自分のキャリアの中では、とてもよい時期だったので勝つにはこの時しかないと思い、必死でブレークを狙ったが僅差で叶わなかったそうです。
あのフェデラーをここまで追い詰めた鈴木選手、本当にかっこいいです!しかし、その差はいったい何だったのでしょうか?
それはズバリ、リターンゲームでの余裕の差だそうです。鈴木選手はとにかくサービスゲームをキープするのに必死だったそうですが、フェデラーは簡単にサービスキープができる分、リターンで思い切って冒険してきたそうです。それがトップとの差だと言っていました。
そしてもう一つ訊いてみたかったことなのですが、今の時代に生まれていたら、サーブ&ボレーのスタイルでやっていましたか?
鈴木選手はおそらくやっていなかったと言っていました。マッケンローやエドバーグを見て育った世代なのでこのスタイルとなりましたが、今はストロークの時代でその進化は目覚しく、自分もそれを選んでいたことでしょう。
そして最後に今シーズンの抱負を話していただきました。
まずシングルスのランキングを上げるのが目標でありますが、ダブルスの試合にもどんどん出場し、ファンの皆さんに少しでも多く見ていただきたいと思います。
鈴木選手のテニスに対する情熱の深さは、鈴木選手の近くにいるとこちらにビリビリと伝わってきます。今年も海外のみならず、国内でもたくさん試合に出場されると思いますので、皆さんもぜひ華麗なサーブ&ボレーをその目で見てください。
鈴木選手の今シーズンのご活躍を期待しています!
以上プロ選手のインタビューでした。
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