2014年1月5日日曜日

【金子英樹】Wozniacki選手がグランドスラムを優勝するめに必要なこと。

現在トップ10、世界No1になったことがあるWozniacki選手が、なぜグランドスラムでは一度も優勝することができないのか?その問いかけに対し各班には、Wozniacki選手のコーチになったらつもりで、どのようなアドバイスをしたらグランドスラム優勝に導くことができるか分析をしてもらいました。各班の分析は素晴らしい内容でした。 答えではないですが、僕の分析を下記に記載致します。



 

 

 

皆さんにお見せした映像は上にある映像よりも短いものでした。数分間しかない映像なので、すべてがすべて当てはまりませんが、Wozniacki選手がグランドスラムで勝てない理由がここに凝縮されていると思いました。

Wozniacki選手は、ストロークでは高さも使えて、とてもConsistencyなプレーヤーであります。 しかしトッププレーヤーの中では、各状況によって最適なToolを選択し用いることが大変に貧しい選手であります。

 

ウィンドミル

クロスコートのスペースを狙いたいとき、ベーシックスイングだけで打ってしまうために相手にもう一球触られてしまい、ショットが中途半端になってしまいます。プレスにならないので、精神的な追い詰めることができません。

又、ウィンドミルを用いることをしないのでまたパワーショットやスピードボール、イレギュラーにおされてしまいます。

その為、状況によってウィンドミルを打てるようにします。



ディフェンス

もっともっとスライスを用いる必要があります。あまり見る機会がすくないので、確かではないですが、もしかすると両手スライスなのでパンチしてしまい、オフェンスはできてもディフェンスすることがはできないスライスなのかもしれません。

その為、まずはワンハンドスライスで、そしてディフェンス、またニュートラルな状態の時でもスライスを打つようにします。皆さんもボレー、スライス系は完全なるワンハンドで打つことをおすすめします。



バックハンド

Woznicki選手はバックハンドが得意な選手であると思います。その為、攻撃的すぎな感じをうけます。フットワークもすべてをステップインで打ってしまうので、各シチュエーションにあったクレージーステップを用いり、やはりディフェンスの際にはカウンター狙いだけではなく、上記にあげたスライスでしのぎアンフォースドエラーのリスクは極力抑えるようにしたいです。

その為、クレージーステップを身につけて、クロスコートの精度を優先し、フォアハンドで攻められるようにします。



最大の理由はラットショット

他のトッププレーヤーに比べると攻撃の時のToolの変化が少ないです。これでは攻めきることができません。とくにグランドスラムなどでは勢いにのって勝ち上がって来る選手と対戦したときなど、一発で形勢を逆転されてしまいます。

Wozniacki選手はグランドスラム優勝に向けてプレースタイルを変えネットプレーも積極的にチャレンジをしたりしていますが、最適なToolの選択ができていないため、ボレーで真っ向勝負しなくてはならない状況が多くなってしまいます。

やはりボレーで勝負をしなくていいように、最適なToolを選びオフバランスを狙い、スティールするパターンにもっていけば彼女のConsistencyなプレーがより際立つのではないでしょうか。

その為、チャンスボール、プレースメントどちらの状況でもラットショットを打てるようにしてオフバランスを狙います。

以上がWozniacki選手の映像を見て感じたことです。

皆さんはこれからも沢山試合を観て自分なりの分析をしてください。

 

スタッフ紹介DSC 7843a 金子英樹 アカデミー代表
以前はプロテニス選手でした。2004年シンガポール、2005年タイでスポーツ事業を始めました。娘の名前は「好・はお」中国語のニーハオからとりました。

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